Yamakuni Indie Film Library
【シネマ・リ・ブゥト】について
【シネマ・リ・ブゥト】とは、YlFLより選りすぐりのインディーズ映画を上映し、深掘りするシリーズ企画です。
ネットには動画コンテンツが溢れ、誰もがスマホで気軽に閲覧可能な現在。
映画と動画の線引きは益々曖昧になり、あらゆる映像は日常に浸透しました。
かつて映画は観客に退屈な日常を一時的に忘れさせてくれる「娯楽の王様」でした。あまりにカジュアルになった映画は、その王座を知らず知らず追われてしまった様です。老いた映画は、分かりやすく刺激的なストーリーテリングに傾倒します。大衆受けを狙うほどに、その表現面における多様性、異質さと非日常感は損なわれていく。また、人気俳優や最新CGに依存すると、今度はスマホで日常的に触れる数多くの動画コンテンツと映画との境界線は一段と見え辛くなっていきます。
皮肉な事に、王座に固執するほど、映画は日常と一線を画す夢の世界から遠のいていくかに見えます。
他方、カジュアルから一層距離を置いた場所で、インディーズ映画はひっそりと、また着実に制作され続けています。
そこにあるのは王座に留まる事を放棄した映画の姿です。
肩の荷を降ろし、その純粋なカタチを露わにする。
それは、
時に作家自身の粗削りな結晶体であり、
時に始原の映画を彷彿とさせる簡素な深淵であり、
時に理解及ばぬXであり。
制約を逃れたインディーズ映画とは可能性そのものです。
そこには硬直化した映画表現をrebootさせるコマンドが豊富に散りばめられています。
【シネマ・リ・ブゥト】は、映画の再起動を促すべく企画されました。
丁寧な造りの秀作からは映画を映画足らしめる要素を再確認させられ、荒々しい怪作からはハンマーで殴られたかの様なショックを与えられます。
作品を観て、あーだこーだ話し合いながら、
一周回って、もしくは周回遅れで、インディーズ映画を楽しみ尽くす。
なるべく共有可能な言葉に落とし込む。
楽しみの道程に、映画表現の可能性が萌芽する事を信じて。
私達にとっても手探りの旅路。
是非、皆でこの未知なる冒険を共に楽しめたら誠に幸いです。
【シネマ・リ・ブゥト】について
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