第三回山国映画祭 プログラム
山国映画祭 @ コアやまくに

山国映画祭スカラシップ作品 プレミア上映
第二回山国映画祭でグランプリを受賞した『本音と建前は嘘と真実』監督、相馬大輝氏による山国町ロケで制作される長編映画をワールドプレミア上映します。

映画という現実へ
3/15(日) 15:20~
監督及び関係者登壇あり
監督:相馬大輝
出演:仲野修太朗、葵、早川新之助、豊田記央、内海陸人、渡邊まど佳、倉林希和里、城ノ菜月、柚里佳、田中大知、白瀬真由、岳、松本大史、間根山雄太、天尾裕作、夏野紗衣
映画には私たちの人生を思わす瞬間があり、人生にもまた映画のような瞬間があるでしょう。
映画は、私とアナタを映し出す鏡のような存在です。
四話で構成された本作では、笑って泣いて驚いて、それぞれ違ったアプローチで映画と現実が溶け出し揺れ動く様をお楽しみ下さい。
どこかで、私とアナタの目が合うかもしれませんよ?

相馬大輝
北海道函館市出身1999年生まれ。日本シナリオ作家協会主催のシナリオ講座にて映画脚本の執筆、ニューシネマワークショップにて映画制作について学ぶ。初長編監督作品『本音と建前は嘘と真実』が第二回山国映画祭(2025)でグランプリを受賞。山国映画祭スカラシップ制度にて『映画という現実へ』を制作。インスタはこちら@ttrcf2025
山国映画祭コンペティション
公募によるインディーズ映画の中から選りすぐった作品を上映します。本年度は山国映画祭コンペティション作品としては5作品が上映され、各作品の関係者による登壇があります。最終日15日(日)にはノミネート監督によるトークセッションプログラムが催され、授賞式では「山国映画祭グランプリ」と「俳優賞」「観客賞」が決定されます。

傷みの実感
3/14(土) 10:00~
監督挨拶あり
2025年/110分/監督:山科晃一
精神的に浮き沈みの激しい洞爺はウイスキーを気分安定剤の代わりに飲んでいた。ある日、酔っ払って路上で眠っていた洞爺は、映画作家である唯に介抱され「映画塾」へと勧誘される。カメラを片手に街に繰り出し、とある雑貨屋の店長・澄乃へのインタビューで、衝撃の事実を記録することになった。

山科晃一
1991年兵庫県神戸市生まれ。テレビ局勤務後、2019年東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。
映像制作会社、広告制作会社を経て映像/広告のディレクション及びシナリオを担当。
映画監督・脚本家・小説家・アーティストとして活動中。
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あるきはじめて
3/14(土) 12:50~
監督挨拶あり
2024年/42分/監督:楠城昇馬
会社員のリナと大学院生のケンタは、大学時代からの仲。二人は日々、歩幅を合わせるように暮らしていた。ある日、会社から海外への長期赴任を打診されたリナは、かねてから考えていたケンタとの結婚を決意する。一方、博士号取得を目指すケンタは、研究の忙しさを理由に曖昧な態度を取り、決断を先延ばししようとする。
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楠城昇馬
静岡県出身、2001年生まれ。大学入学を機に映画制作を始め、6年。そこにいる人間を見つめるというただそれだけのことがどれほど難しく、また時に冷たく、時に温かいものであることかを痛感した6年だった。『あるきはじめて』は、人を見つめることがどうしたら可能かを自問自答するなかで導き出した一つの答えとなった。

A New Town
3/14(土) 13:32~
監督挨拶あり
2025年/45分/監督:小池勇瀬
これは観客が過去を懐かしむための青春物語とは違う、もう子供ではいられないサクとユキがいかにして「大人」になれるのかを考えるための話。彼らは過去を見つめ、今まさに大人になるために何が必要かを逡巡している。その延長線上にいるサクの母も含め、彼らの愛くるしい姿を、一緒にじっと見つめてみてほしいです。

小池勇瀬
2003年宮城県仙台市生まれ。東京都立大学人文社会学部人文学科哲学専攻。大学2年次より映画制作を始める。映画美学校フィクションコース初等科修了。『ここに いても いい』が大和市フィルムフェスティバル2025グランプリ受賞。

長い夜
3/14(日) 15:00~
監督挨拶あり
2025年/116分/監督:草刈悠生
2年前の夏、カイが海へと消えた。カイの恋人だった真里と親友の光一は、大きな喪失感を抱えながらも支え合い日常を取り戻そうとしてきた。しかし、ある出来事をきっかけに彼らの抑えてきた感情が揺らぎはじめる。

草刈悠生
2003年東京都生まれ。高校生の時に観た濱口竜介監督作『ハッピーアワー』(15) に感銘を受け映画監督を志す。日本大学芸術学部映画学科でシナリオを学んでいる。映像と音楽のアート集団「灯台守」に所属。本作『長い夜』(25)が初長編監督作となる。SKIPシティDシネマ映画祭にてSKIPシティアワードを受賞。

最高の友達ができた
3/14(土) 17:30~
監督挨拶あり
2025年/68分/監督:野呂悠輔
ガクとサトルは毎週のように一緒に映画を観る仲だったが、最近、サトルの方が結婚した。
2人はサトルの妻ナツキを交えて3人で会うようになるが、ガクとナツキはソリが合わない。
そんな状況に嫌気がさしたガクは、関係を断とうとサトルからの連絡を無視し始めるのだが…。

野呂悠輔
東京外国語大学在学中に映画美学校フィクションコース16期初等科修了。これまで『私が神んなる前の話』(TAMA NEW WAVE ある視点部門入選)、『ウィーアーデッド』(SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、短編部門入選)ほか複数の中短編を制作。2023年には初の長編作品『空虚に響く』を発表している。
佳作上映
第三回山国映画祭コンペティションには惜しくも選出されなかったものの、素晴らしい創意に溢れた佳作6作品を13日(金)特集上映します。監督登壇はありませんが、各作品、見所満載の秀作揃いです。

おかえり ただいま
3/13(金) 12:00~
2025年/39分/監督:山口真凜
教習所に通うゆきは、父である拓司と2人で暮らしている。
ある日、10年前に失踪した母、朝子が、連れ子の塁と共に帰って来る。 新しい生活が始まる中で、それぞれが家族の在り方について見つめ直していく。

山口真凛
2000年生まれ。
2023年度 PFFに『逃避』が入選。現在は、フリーの制作部としても活動している。

おぼろな記憶
3/13(金) 12:39~
2024年/40分/監督:酒井章光
発達障害を抱える高校三年生の筒井昌平は、将来に向けて自立できるよう訓練を受けながら母親と暮らす。離婚の調停を挟み、引っ越した新居での生活に嫌気が差した昌平は障害者施設へ。ヘルパーの立花、江藤と合流して車椅子に乗り、環境音に耳を慣らす練習を始める。だが事態は思いもよらない方向へ傾き始める。

酒井章光
2023年、ENBUゼミナール映画監督コースで井口奈己監督のもとで学ぶ。監督作として在校中に中間制作の『一つの細胞』、ついで卒業制作の『おぼろな記憶』を監督する。『おぼろな記憶』は、はままつ映画祭で新人賞を受賞し、PFFアワード2025で一次選考を通過する。

ロックンロウル
3/13(金) 14:20~
2025年/98分/監督:山田遊
本番直前の舞台稽古の最中、役者の未那と康生は「演技力不足に起因する脚本の変更」と「改稿作業に伴う2日間の休み」を演出家・敦澤から言い渡される。ふたりはそれぞれ、恋人との関係も岐路にさしかかっていた。

山田遊
2018年春に劇団「品川親不知」を旗揚げし、現在は演劇・コントと劇映画を並行して制作している。2024年に2作目の短編映画『あなたの代わりのあなた展』でPFF観客賞受賞・蓼科高原映画祭入賞を果たした。2025年6月より、映画監督/脚本家としてスターダストピクチャーズに所属。

ほしい
3/13(金) 16:30~
2025年/46分/監督:清家天
大学生の由夏は15年ぶりに当時通っていた学童に遊びに行く。しかしその学童には1年前にいきなり実家を飛び出した兄の悠生が働いているのだった。
由夏の訪れた日に悠生は不在だったのだが、数日後の夜、学童に忘れ物を取りに来た由夏は、悠生と1年ぶりの再会を果たすのだが……

清家天
1999年東京都出身。
大学を中退後、お笑い芸人を目指してワタナベコメディスクールに入学。しかし思うように芽が出ず、芸人の道を諦める。
その後、映画監督を目指して2023年に東放学園映画アニメCG専門学校に入学し、在学中に自主制作映画「ほしい」を監督する。

森へ
3/13(金) 17:16~
2025年/26分/監督:知多良
デザイン会社に勤務する主人公・衣良は、ある喪失をきっかけに「見えないもの」が信じられなくなり、数値やエビデンスといった「目に見えるもの」だけを拠り所にするようになる。そして、占いやご先祖様といった「見えないもの」を信じる母親と対立する。大きな拠り所を信じられなくなった衣良が、それでも感じるものとは。

知多良
1988年生まれ。早稲田大学川口芸術学校にて演出について学び、ニューシネマーワークショップにて映画制作を学ぶ。2023年3月には池袋シネマ・ロサにて監督特集を開催。2025年、初の長編監督作『ゴールド』が劇場公開される。また撮影として参加した野本梢監督『藍反射』が2026年3月6日より劇場公開。

Gavi
3/13(金) 17:42~
2024年/28分/監督:キム・ミングン(김민근)
プサンの監督がスペインで撮影した交流WS作品。
ホテルの清掃員Gavi は、303号部屋を掃除中にブレスレットを拾うが、その所有者ロペスに真実を告げられずにいる。モラルのジレンマが複雑に絡まりあう人間模様。

キム・ミングン(김민근)
1993.7.24.釜山生まれ
短編「ママ風景集」(2016)
- 第18回釜山独立映画祭審査員特別賞
短編「私は見た」 (2017)
短編「お客様」 (2018)
長編「映画の街」(2021)
- ハン・ソンファ、イ・ワン主演/劇場公開(50余劇場)
短編「Gavi」(2024)
特別上映
3月13日(金)のナイト上映に、フリッツ・ラング監督『メトロポリス』の活弁付上映。1926年の製作から百周年であり(100年前に未来を描いたSF映画である本作の時代設定は2026年!)、また熊本県出身の若手弁士、尾田直彪(おだ たかとら)氏による活弁つき上映は、大変貴重な機会となります。13日(金)『メトロポリス』上映後は、同志社大学嘱託講師を務める村上真樹氏によるトークイベントを行います。
また、3月15日(日)午前9時30分より、アメリカ・インディペンデント映画の金字塔であり、1960年代のニューヨーク前衛アートシーンを描いた壮大な叙事詩、ジョナス・メカス監督作『ウォールデン』を上映します。

メトロポリス【活弁付上映】
3/13(金) 19:00~
上映後、村上真樹氏によるトーク有
1926年/85分/
監督:フリッツ・ラング
出演:ブリギッテ・ヘルム、アルフレート・アベル、グスタフ・フレーリヒ
弁士:尾田直彪
未来都市メトロポリスでは、裕福な支配者階級が高層ビルで贅沢に暮らし、労働者階級は地下で過酷な労働を強いられている。ある日、支配者の息子フレーダーは、労働者を救おうとするマリアに出会い、地下社会の実態を知る。やがて彼らの愛と闘いは、ロボットを使った陰謀や労働者の反乱へと発展し、都市の未来を左右する対立へと向かう。

尾田直彪 おだ たかとら(活動弁士)
2000年生れ、熊本県出身。2021年10月、「無声映画鑑賞会」でデビュー。22年以降、国立映画アーカイブ「こども映画館」に出演。また地元九州でも精力的に活弁公演を開催しており、現在最も若い活動弁士として活躍している。澤登翠門下。
村上真樹
同志社大学 嘱託講師。
同志社大学文学部卒。
ジョン・カサベテスの映画、「ハズバンズ」を見て映画を撮ろうと思い、映画サークル 同志社プロダクションに入部。
専門は美学・芸術学。
著書に「美の中断-ベンヤミンによる仮象批判」(晃洋書房)がある。

ウォールデン
3/15(日) 9:30~
Walden
ジョナス・メカス監督
Jonas Mekas
1969年/アメリカ/デジタル版(オリジナル16mm)/180分/カラー
配給=ダゲレオ出版(イメージフォーラム・フィルム・シリーズ)
1960年代のニューヨーク前衛アートシーンを描いた壮大な叙事詩
『ウォールデン』は、メカスが1964年から69年に撮影した映像が、時系列に並列されている。『ウォールデン』は、個人的な日記映画でありながら、メカスが身を置いたニューヨークのアートシーンのポートレートでもある。アンディ・ウォーホルと彼の“ファクトリー”のメンバーたちによるパーティー、ギンズバーグらビートニクの詩人たちのリーディングの様子、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド結成時のライブ映像、ジョン・レノンとオノ・オーコによる“ベッド・イン”の模様など、文化の歴史的な瞬間の貴重な記録にもなっている。
ローカルツアー
地域密着型の山国映画祭では、ディープに”山国”を散策する「山国町歩き」を行います。

山国町歩き
3/15(日) 10:00~
先着20名限定 小雨決行
第三回山国映画祭におけるプログラムの一環として、山国町を歩きます。大小無数の甌穴(おうけつ)が約2kmに渡って峡底に広がっている国指定天然記念物「猿飛千壺峡」。「神尾家住宅」は、明和8年(1771年)に建てられたもので、年代がはっきりしている民家としては九州で最も古く、国重要文化財となっています。郷土の観光ガイドの案内の元、知る人ぞ知る山国町を巡る貴重なアクティビティとなります。
無料プログラム
タウンホールでは連日マルシェが行われ、土日のお昼時には地域内外のミュージシャンによる生演奏が披露されます。また、当地の伝統芸能や郷土料理、地域住民、山国映画祭ノミネート監督達が集う「山国映画祭交流会」を14日(土)夕刻より開催します。映画祭最終日、15日(日)には、第三回山国映画祭コンペ入選監督によるトークセッション、その後授賞式が行われます。

古着古本骨董市
3/13(金) 12:00~17:00
3/14(土) 11:00~16:00
3/15(日) 11:00~16:00
入場無料
コアやまくにタウンホールに山国映画祭期間中、古着、古本、美食の屋台等々、地域内外よりさまざまなお店が集います。
出店店舗:KURUKURU(別府) 酔拳(別府) 高並書店(宇佐) サモエドレコード(島原) lodge usedclothing(田川) らすた食堂(山国) TIGERCOFFEE(宇佐) Alimonde うりぼうオーブン等々


山国映画祭交流会
3/14(土) 18:45~21:00
コアやまくににて開催 / 入場無料
ご当地ヒーローや、季節外れの盆踊り、山国神楽の上演。地元の新鮮な食材を使った屋台の出店。地域のお祭りの様な交流会となります。どなたでもご参加いただけます。

コンペ監督トークセッション
&授賞式
3/15(日) トークセッション 13:20~14:10
授賞式 14:30~15:00
入場無料
第三回山国映画祭コンペティション、ノミネート監督5名が登壇するトークセッションを行います。上映作品に対するご感想、ご質問等々、お待ちしております。
14:30より授賞式にて、グランプリ、観客賞、俳優賞を決定します。