第三回山国映画祭、盛況の内に無事幕を下す事ができました。
今回は様々な初の試みが重なりました。コアやまくにでの上映プログラム、コンペティションに加え、山国きのたんくでの短編47本上映。古着古本市に、音楽プログラム。地域発の映画上映、ライブペインティング、盆踊りにヒーローショーに屋台飯にカラオケ大会etc..
映画が核となり、四方八方に枝葉を伸ばした姿は、鵺の如く。
分かり辛くはあったかもしれませんが、皆様の喜と楽が、この節操無き空間に結実できていたならば、誠に幸いです。
当映画祭にて共に時間をお過ごしいただいたご来場者の皆様。
近隣、遠方各所より駆けつけてくださった関係者各位。
改めまして、皆様に心より御礼申し上げます。
さて、
第三回山国映画祭俳優賞は、役と役者の乖離を感じさせない自然さと心に残る身体性。
サラリとナチュラルな印象と癖になる感じが同居するその稀有な存在感を評して小池勇瀬監督作『A New Town』主演、山城大二朗さんに決定しました。
そして、
審査員団の選ぶ第三回山国映画祭グランプリ作品は草刈悠生監督作『長い夜』に決定しました。
本作は、ご来場いただいた皆様の投票で選出する「観客賞」とのダブル受賞を果たす結果となりました。
ニッチな映画的創意とキャッチャーなメロドラマ。時に相いがみ合う二者ですが、一重に誰しもの琴線に触れる濃密な抒情性へと昇華してしまう。その恐るべき暴圧、有無を言わせぬ力を賞してのグランプリ選出となりました。
他方、それぞれの方法で練り上げられた素晴らしい自主映画がズラリと並びました。
作り手の皆様が切磋琢磨したこれら作品あってこその、当映画祭である事を強く感じさせられ、選ぶという事の困難さ、それに伴う責任について、直面せざるを得ない3日間となりました。
最終日、フィナーレとして相馬大輝監督による第二回山国映画祭スカラシップ作品『映画という現実へ』をワールドプレミア上映しました。
まさに「目撃する」という言葉がしっくりと来る、強烈な体験でした。本作に宿るパッションが本上映を皮切りとして今後どう飛び火していくのか。ワクワクしながら見届けていきたいと思います。
前回映画祭でスカラシップ作品として上映した『スプラヒスピル』。そして『映画という現実へ』。
山国町から産まれた二つの物語、また、山国映画祭の今後の行く末を見守っていただければ誠に幸いです。




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